
みなさんこんにちは。アテナのOです
今日は、レジストリについて、お話したいと思います。
みなさんはレジストリとは何か知っていますか?
レジストリとは、WindowsOSにおいて、アプリをインストールした際やシステムの情報が格納されたりするツリー構造になっているデータベースのことで、端末の根幹に関わる部分のことを指します。
レジストリを知らない人が適当に書き込んだり、削除したりすると、最悪な場合、OSが起動しなくなり、PCが使えなくなることもあるので、一般の人は基本的には触らない部分になりますが、構造やどんな設定をしているかを理解すると、例えば、いらない設定を削除して、アプリケーションで無駄な表示を減らしたり、便利な設定を入れたりすると、PCのパフォーマンスを向上させ、仕事効率化ができたりもするので、結構奥深いものだったりします。
では、レジストリはどこにあって、編集できたりするの?というと、これはめちゃめちゃ簡単で、みなさんのPCのWindowsの検索からregと3文字打つとレジストリエディタというのが出てくるので、それを起動すれば編集できる画面に移ることができます。(開き方はいろいろあります。)
レジストリエディタは管理者起動と普通の起動があり、前者と後者では意味が全然違うのですが、
今回はあくまでレジストリについての紹介なので、普通に起動してみて、ここが大事な情報が入っている部分なんだなくらいの認識で構いません。
ここから下は興味のある人は、操作に気を付けて触ってみてください。
レジストリエディタを起動すると5つの表示が出てくると思いますが、
これらはレジストリハイブと呼ばれるものです。以下のような情報が主に入っています。
・HKEY_LOCAL_MACHINE(システム全体の情報)
・HKEY_USERS(ログインしているユーザーの設定情報)
・HKEY_CLASSES_ROOT(ファイルの関連付けCOMオブジェクトの情報)
・HKEY_CURRENT_USER(現在ログインしているユーザーの情報)
・HKEY_CURRENT_CONFIG(現在のハードウェア設定情報)
試しに左側の>をクリックしてみると、とんでもない量のフォルダが出てきます。同じ部分の>を触ると閉じることができるので、開いた際には“見たら閉じる”というのを意識してください。開いたままにしておくと、再度、起動した際に開きっぱなしの状態になります。(シングルインスタンスアプリケーションの仕組みといわれるもの)
ダブルクリックや右クリックして操作しない限り、端末には影響しないので、大丈夫です。見終わった際は、元のレジストリハイブだけの状態に戻してWindowの右上の×を押して閉じていただければと思います。
開いたら分かる通り、凄い階層上になっていますね。
ここの特定の部分に新規で情報を追加したり、設定値を修正したり、削除したりして、端末の細かい設定や制御をすることができます。
今回はGUI上で行っている操作ですが、実はWindowsOSのデフォルトで入っているCUIでもできる操作でして、Windowsの検索でcmdと入力すると出てくるコマンドプロンプトやpowersと入力すると出てくるPowershellでコマンドを入力すると設定をいじることができます。
また、batファイルやps1ファイルと呼ばれるスクリプトツールを作ったりすると、そのスクリプトを起動するだけでレジストリの設定ができたりもします。
このツールを作れたり、知識があったりすると、インフラ系(クライアント側)の仕事先では少し役立ったりします。
Microsoftが公式で上級者ユーザー向けと公言しているくらいには、大事な設定の部分ですので、ネットに転がっているレジストリの編集情報を鵜呑みにしないことと、触る際は十分注意しなければいけないこと、レジストリの重要性、危険性を理解した上で、興味がある人は調べながら自己責任で触ってみるのはいかがでしょうか。
長くなりましたが、ここまで見てくださってありがとうございます。
少しでも興味をもっていただけたら嬉しい限りです。
それでは。